正しい議論をするためのルール

原発に限らないが、正しく議論されなければ、正しく検討されない.
結論をぶつけるだけの話し合いは子供のケンカ以下のものだ.正しく議論する為には、「データ」と「そのデータに基づいて、ある主張に至る推論」をオープンにした主張をしなければならない.原発が危険だと主張するなら、そのための「データ」「推論」を開示・展開しなければならないし、安全だと主張するにしても同様である.
他の主張を否定する際は「データ」「推論」の誤りやアラを指摘することだ.どんなに怪しい主張でも、主張を直接否定することは議論のルール違反である.そして「データ」と「推論」の無い主張はただの放言で、相手にする価値はない.主張だけ、結論だけを大声でぶつけ合って議論したつもりになり、結局は地位や権力で決着するような、ダメな話し合いから抜け出さなければならない.
議論ができるなら次は、原発推進に都合のよいデータ・推論に対して、慎重な見かたのデータ・推論を用意できるような仕組みが欲しいが….