外国人参政権(法案)を錦の御旗というミスマッチ

錦の御旗とは古くから朝廷の旗だったと記憶しているが、この用法、怖気をさそう言語感覚である。
民主党が実現したいなら議員立法で進めればいいところ、政府提出にして党内での議論さえ避けようという小賢しさがまた気に入らない。
大多数の国は外国籍に参政権など与えない。与えるわけがない。この国ではただでさえ普通の偏っていない人たちの投票率は低いのだ。「外国人参政権」=「日本破壊爆弾」にも見えるが、どうなることか。

以下、読売online(http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100112-OYT1T01418.htm)より

民主・山岡氏、外国人選挙権法案成立に意欲
 民主党山岡賢次国会対策委員長は12日、都内のホテルで開かれた在日本大韓民国民団(韓国民団)の新年会であいさつし、永住外国人に地方選挙権を付与する法案を通常国会で成立させるよう全力を挙げる考えを表明した。

 山岡氏は「一日も早く国会提出されるようにバックアップする。今国会で実現するように錦の御旗として取り組んでいきたい」と語った。社民党党首の福島消費者相も成立に意欲を示した。新年会には与野党の国会議員が出席、民主党からは50人以上が参加した。

 これに関連し、民主党小沢幹事長は12日の記者会見で、同法案が提出された場合の対応を巡り、「自分たちの政府が提案する法律だから、党議拘束というより、その認識を持って各人が行動する」と述べた。

 一方、原口総務相は12日の閣議後の記者会見で「民主党から『政府提出で』という要請がきているという認識だ」として、連立3党で提出を確認したわけではないとの立場を強調した。その上で、民主党内の現状を「法制化にはさらなる慎重な検討が必要だということが私たちの結論だった」として、法案提出に慎重な姿勢を示した。

 国民新党代表の亀井金融相は12日の閣議後の記者会見で「参政権を得たい人は帰化すればいい話で、帰化しやすくすることを考えていけばいい」と、従来の主張を繰り返した。

(2010年1月12日22時14分 読売新聞)