牛肉と原発の類似

いずれもその安全性について正しく理解させようと(及び「しようと」)する努力は放棄されているように見える.バイアス抜きの媒体も限られるように思う.

100万人に1人の犠牲は許容されるのか.5人に1人はダメなのか.ついでに,残りの人たちは全員について影響0扱いでいいのか?(しきい値の合意)

後から「人体への影響はありません」.それはどれくらいの小ささなのか.100万人の自治体で1人の犠牲と計上するとき,1万人の自治体ではおよそ0名と見込まれるが・・.(数字の丸めの是非)

発表の過程で改ざんされる恐れはないのか.信用していいのか.どうして信用できるのか.その点は牛肉の方はまだだいぶマシやもしれず?(追跡性・トレーサビリティ確保)

何もかも隠して「安全です」と言い張られるより,すぐ傍にある危険を回避しようとしているし,危険をより遠ざけようと努力していると言う方が,従事者のモチベーションも上がるし聞かされる方も落ち着くと思うのだが.