「人体に影響はない」は「遺伝子異常の確率に影響しない」ことではない

見ている限りでは「人体に影響はない」としか報道されていない.生きている成体にとってはそう言ってもいい程度かもしれない.
がしかし、当然、細胞分裂の機会が残っている者ほど放射線を浴びない方がよい.
特に、

  • 子供を産む機会がある女性
  • 妊婦
  • 乳幼児

は、放射性の気体や粒子に触れないように過ごすことが好ましい.
今後当分の間、多かれ少なかれ有意の遺伝子(染色体)異常の増加は起こるだろうが、その一件一件は原子力発電所のトラブルによるものと証明することは難しい.救済はかなり上位の(政治の)階層で判断されないと不可能だろう.
福島原発の規模であればどう転ぼうと、拡散して薄まってしまえば(過去に地上で行われてきた核実験を考えれば)わずかな量でしかない.濃い処に行かず留まらず、また残留させない(吸い込まない・持ち込まない・洗浄する)ようにして、しばらく暮らしていくより他にない.

( 2011.3.16 00:27 前日の続きから単独記事に変更、追記)