最高裁といえども所詮行政の手のひらの上・・(2)

引用:白バイ事故で有罪確定へ 最高裁が上告棄却 http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082201000673.html

白バイ事故で有罪確定へ 最高裁が上告棄却
 高知県春野町(現高知市)で2006年、スクールバスに高知県警交通機動隊の白バイが衝突し男性隊員=当時(26)=が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われたバスの元運転手片岡晴彦被告(54)の上告について、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)は22日までに、棄却する決定をした。禁固1年4月とした1、2審判決が確定する。決定は20日付。

 弁護側は「停車中に白バイが高速で衝突してきた。被告に過失はない」と無罪を主張していた。

 1、2審判決によると、06年3月3日午後、中学生らを乗せた片岡被告のスクールバスが駐車場から右折して国道に出る際、安全確認が不十分だったため、右側から直進してきた白バイに気付かず衝突。隊員は約1時間後に死亡した。 【共同通信

また最高裁が目に留まったので。
この件、往時報道されていた内容のかすかな記憶をたどれば、多数のバスの乗員の証言からバス側に多くの過失は認められないと考えられる。乗員は多くが未成年とはいえ、分別のつく年齢であろう。また証拠品の現場写真に疑問を投げかけた報道も散見された。亡くなった白バイ隊員が被害者であるとして、バスの運転手もまた被害者という解釈はあるだろうし、世の中そういうものでしょう。

てっきりその線で落ち着くと思っていたのだが、誰かに都合が悪いことでもあったのだろうか。

転じて見て、この裁判長、(京大〜)大蔵省〜日本船舶振興会〜大蔵省〜内閣法制局と華麗な経歴だが、果たして「独立した三権」のうちの「司法」で頂点にいるべき人なのだろうか。継続して注目していきたい。

以下余談。
二輪車は減速を不得手とする。高い速度での走行中に急な減速は期待できない。カーブでは(緩くても)減速の条件はさらに悪くなる。また前傾姿勢をとる二輪車の前方視界はそれほど良いわけではない。道に勾配がある場合は著しく悪化する。
動力つき二輪ではすごく余命を縮める予感がするので、私は乗らないひと。