格差拡大と聞く:富めるものは恐れよ

自分が金持ちだ、あるいは満たされているという自覚には関係なく、相対的なものとして、より持てる者は恐れよ.持たないものは自分に不幸な境遇を与えているルールに従う義理もなくなろう.不幸という自覚さえなく、ただイライラしてはけ口を求めるということさえある.
存在の間の差というのは世界の不均一性、ムラのようなもので0にはできないが、公平のために少なくする方に働きかけ続けなければならない.
持つ者と持たざる者の間に、あまりにも差がついてしまったら、もはや同一の社会規範に乗らないのだ.社会は不安定化し、富める者は富んでいるというだけで攻撃されることが起こりうるだろう.
富める者は恐れよ.持たざる者に平穏を与える方法を考えよ.